最近は槍の練習をしていますが、普段は練習をしないと公言している僕の元に質問のメールを頂きました。
練習しないで強くなれますか?上手くなれますか?という質問です(^_^;)
練習の成果については、当サイトで散手、套路、単式練習も公開しているので、見て判断してください(^_^;)
これでは回答にならないと言われそうなのでもう少しだけ・・・、
練習というのはいい加減なもので、これ位、練習したからよいといえるものではありません。例えば、僕も最初は数をこなそうと練習したことがあります。上歩撑拳を1000回とか、向錘を1000回とか・・・
結論からいうと回数は最初は必要ですが、一定の水準を越えると回数は関係ないと思います。動きを覚えてしまえば、単式練習1000回位なら1時間かかりません。それよりも自分が納得できるまで練習する方が難しく、時間がかかります。
僕が練習はしないというのは普段の生活に密着しているので、特別に練習として意識していないだけです。 例えば、歩くときの姿勢や、中心線の意識、重心の移動等は普段からの心がけ次第でかなり変わります。しかし、そんなことや技の工夫を練習というのは変な気がするので練習時間に入れていないのです。
必要と感じた部分だけを練習するようにしているので練習時間は短いのです。練習は時間を競い合うものではなく、自分に必要な練習を自分なりに工夫していけば、それが自分にとっての 質の高い練習になるのです。また、そうでなければ長続きしないと思います。
僕は筋トレも、套路も練習しないより、練習した方が良いと思っています。しかし、時間は有限です。 一日の24時間という時間は誰に対しても公平に与えられていますが、仕事や、学校、食事、睡眠等、生活する上で誰もが必要とする時間を差し引くと一日に数時間しか自由にできる時間はないと思います。それをすべて練習に費やすというのは無理があると思います・・・よほどストイックな人しかできないのではないでしょうか?少なくとも僕には無理です(^_^;)
みなさんはどう思いますか?
やりたいことたくさんありますから、やはり量より質をめざしたいです。
転勤のため、しばらく一人練習だったのですが、最近、先輩と相対練習ができるようになり毎回変化があって楽しいです。
>HORI
食べることは質より量が食べたい(^O^)/
練習は量より質を求めたいです。しかし、練習で質を高めるには色々な経験、試行錯誤の積み重ねが大事になります。質を求めるためにも結果として一定の練習量が必要にはなるのです・・・
以前、呉連枝老師が「上達の秘訣は?」的な質問に「八極拳が好きになること。一寸ずつ努力すること・・・」といっていたのが印象に残っています。
まあ、好きこそ物の上手なれ・・・ですね(^_^)